第2期修了生の声

Alumni Testimonials

 山形大学「IR担当者向け実践プログラム」の第2期に参加させていただきました。

 当時の私はIRの担当になり3年が経っておりましたが、どのようにIR業務を進めていけばいいのか、自分のやっていることは自己満足に過ぎず、大学に貢献していないのではないかという不安を抱えながら仕事をしていました。

 お隣の県の山形大学で、IR担当者向けプログラムを実施していることがわかりました。すでに第1期の授業が開始しており、急ぎ第2期に応募した次第です。

 さて実際の講義内容は「IRとは何か(背景、政策、現状等)」「他大学のIR実践事例」「フリーソフト【R】の活用方法」「Power BIの活用方法」という内容を中心に、リアルタイムの講義、動画による学習、課題提出、プレゼンテーション発表会と講評という形式で、約半年間の講座が展開されました。講座を受講している間は、通常業務にプラスしての課題作成や講義動画の視聴、土曜日のリモート講義出席等、正直大変な日々が続きます。それでも講師の方々の熱心な指導と、一人でやっているわけではないという同期の方々の存在もありがたかったです。多少の覚悟は必要かもしれませんが、それに見合った成果を得ることができたと思っています。技術的な能力が身についたかどうかはさておき、講座を修了することで、以下に挙げるようなメリットを感じています。

1.IR担当者としての立ち位置を確認できたこと

2.IR担当者としてやっていく自信がついたこと

3.プレゼンにおける見せ方の重要性を学んだこと

4.他大学のIR担当の方と交流が持てたこと

5.困ったときの相談相手ができたこと

 日米におけるIRに期待される役割の違い、他大学のIR事例を学ぶことによって、自分の所属する組織の問題点を考え、問題解決のための意思決定に必要な分析とは何か、分析を効果的に見せる工夫はできるのか等を考えながら、現在業務に勤しんでいます。

 現在は聴講生として、講義や現在の受講生の方々のプレゼンを視聴させていただいておりますが、また新たに新鮮な学びに接することができています。

 IRの担当者にはある程度の専門性が要求されます(参照 令和4年度「私立大学改革総合支援事業」タイプ1-㉓)。IR担当で今の自分のやり方に不安を感じていらっしゃる方や、大学IRにご興味をお持ちの方には、是非お薦めしたい講座だと考えます。

東北文化学園大学 IR室長  関 泉​​​​​​

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