専門的な知見、ノウハウがないままIR担当となり、必要性を強く感じて当プログラムへの参加を決めました。半年にわたり、IR担当者として基本的な知識とスキルを学び、大変充実した時間を過ごすことができました。
当初、IR担当者には高度な統計知識をもつことが必須であるという固定観念があり、難しい課題に挑戦しなければならないという焦りを感じていましたが、研修を通じて感じたのは、もちろん知見やスキルを磨くことは大切だけれども、それ以上に、IR活動の役割、目的をしっかり認識することの大切さでした。
多くの大学関係者が対応しなければならない課題解決のために、現状を正しく把握し、問題の根本原因を探り、その解決に必要な要素を整理して示すことが重要だと思いました。そのためには、小難しい専門的な用語に固執することなく、情報を必要とする方々に対して、わかりやすい報告書でデータをお示しすること、短時間で簡潔に発表を行うことが大切であると感じました。利害関係者の皆様へ、将来につながる情報を提供し、アクションを起こしていただく起点をつくることが求められると実感しました。
研修は、講義を聞いてレポートを書くことが主な活動だと思っていましたが、自ら考え、提案するアクティブラーニングでした。職員満足度調査の仮想データをもとに、俯瞰的かつ詳細にデータを分析し、問題の本質をつかむことや、わかりやすくデータを可視化する方法を学びました。ExcelやR、Power BIなどのツールを活用し、表やグラフを作成しながら、具体的な報告資料を作成する実践的なスキルも身につけました。また、実際の報告発表を想定し、関係者に納得してもらえるプレゼンテーションを行うことで、発表のスキルも向上しました。
本プログラムはその名の通り、実践的な内容であり、IR担当者としての基礎を築き、スキルを磨く初任者にとって非常に有用なものでした。今後も本学のIR担当者が本プログラムに参加することで、組織全体のレベル向上に大きく貢献できると考えます。これからのIRを担う担当者に、この研修への参加を強く推奨したいと思います。
不安と共にプログラムに参加いたしましたが、優しく丁寧にご対応いただいた講師の先生方、運営事務局の皆様に支えていただき、同期の受講者とも励ましあいながらプログラムを修了できたことを深く感謝申し上げます。今後もよろしくお願い申し上げます。