お知らせ

2025.02.10

お知らせ

【2/10更新】 IR担当者向け実践プログラム第7期(2025年度)実施方針について

 山形大学「IR(Institutional Research)担当者向け実践プログラム」第7期(2025年度)の正式な募集要項は2025年3月に公開予定です。事前のお問い合わせを多数いただいていることから、現時点で公表可能な情報を以下のとおりお知らせいたします。

【注意】本情報は2025年2月10日現在のものです。今後、内容が変更となる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

【履歴】

  • ​​​​​​​​​​​​​2025/2/10
    応募資格と出願方法に関する情報を追加


■ 本プログラムの趣旨・目的
 
組織の継続的な発展・成長には、ステークホルダーからのフィードバックを適切に把握し対応することが不可欠です。「アンケート調査」は、組織を取り巻く関係者の意見や要望を効率的に把握できる代表的な調査手法です。

 各組織における一般的なアンケート調査としては、大学では学生への「授業評価アンケート」、自治体では「施設利用実態調査」、企業では「ブランドイメージ調査」などが挙げられます。また、組織の種類を問わず、関係者の声を把握するための「満足度調査」が広く実施されています。

 しかしながら、アンケート調査を実施しても、多くの担当者は以下のような課題に直面しているのではないでしょうか。

  • 収集したデータの適切な前処理ができない
  • 様々な視点からのデータ分析を効率的に行うことができない
  • 他のデータと組み合わせた総合的な分析ができない
  • データの可視化や結果報告に関する技術・経験が不足している        

結果、意思決定者への効果的な情報提供が困難な状況が生じていると考えています。

 米国の大学では、学内外のデータを効率的に収集・分析し、大学における意思決定や継続的改善をサポートすることを目的として、 IR(Institutional Research)部門を設置しています。日本においても、2014年頃からIR機能を導入する大学が増えてきました。

 また、米国の一部の大学では、 IR専門人材の育成を目的とした学位プログラム(博士課程、修士課程)や非学位プログラム(履修証明プログラム)が開設されており、修了生は、IRや IE(Institutional Effectiveness)部門のディレクター、リサーチアナリスト、アセスメントアナリスト等として活躍しています。

 山形大学では、明治大学との包括連携協定(2019年締結)の下、2020年5月から日本初のIR担当者を専門的に養成する「IR (Institutional Research)担当者向け実践プログラム」を開講しました。国公私立大学でIRの実践経験を持つ教職員が講師を務め、米国のIR人材育成の知見を活かしながら、 IR業務に必要な基礎知識とスキルを体系的に涵養できる教育を提供しています。

 本プログラムは、学校教育法第105条に基づく「履修証明プログラム」であり、修了者には学長名による「履修証明書」を交付します。また、2022年度(令和4年度)には、文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)の認定を受けています。

 本プログラムでは、大学が実施するアンケートを教材とし、データ処理からプレゼンテーションまでの一連のプロセスを学びます。「大学」が題材となりますが、学習内容の大部分は業種を問わず応用可能であり、自治体や企業等からの受講も歓迎します。

応募資格:高等学校卒業者等の大学入学資格を有し、以下のいずれかを満たす方

  1. 現在、大学等の高等教育関係機関に勤務し、IR(Institutional Research)の基礎的な知識・スキルを学びたい方
  2. 高等教育に関心があり、将来、大学等の高等教育関係機関で職に就く意欲のある方
  3. 意思決定者への情報提供に必要な「データ処理」や「プレゼンテーション」等の基礎的な知識・スキルを、大学の文脈を題材として体系的に学びたい方

■ 履修期間・総時間数
履修期間:2025年5月 ~ 2025年11月(修了予定日:2025年11月28日(金))
講義時間:90時間 + 授業外学習

■ 授業形式:完全オンライン(講義動画 + リアルタイム授業 + 個人指導)
リアルタイム授業実施日について

#1. 2025年5月17日(土)
#2. 2025年6月14日(土)
#3. 2025年7月5日(土)
#4. 2025年8月2日(土)
#5. 2025年9月6日(土)
#6. 2025年10月4日(土)
#7. 2025年11月1日(土)
#8. 2025年11月2日(日)
※ 土曜日の授業時間は午後、日曜日は午前中に実施します。

リアルタイム授業に関するFAQ
[質問]
第3回目だけ参加できそうにないのですが、別課題の提出等により修了要件を満たすことはできますか?

[回答]
本プログラムは、全科目の必修および全リアルタイム授業への参加を前提として構成されています。よって、原則、全てのリアルタイム授業に出席する必要があります。しかし、突発的なイベント等により、リアルタイム授業への参加が困難となるケースが発生することも理解しています。その場合は、授業時間を補完する分の作業時間を伴う課題提出をもって参加したと見なします。

ただし、最終成果発表会である7回目(11/1)と8回目(11/2)のどちらかに関しての参加は必須とします。

【必修】個人指導について
2025年7月および2025年11月の平日に、それぞれ約1時間の「個別指導(発表指導)」があります。日程は受講生ごとに設定します。

■ 受講料:150,000円

■ 厚生労働省における教育訓練講座指定について

 本プログラム第7期(履修期間:2025年5月~2025年11月)は、厚生労働省における教育訓練の対象講座にはなっていません。教育訓練講座の指定を受けるためには、指定要件の一つである「特定の団体等に限らず広く労働者一般を対象としたプログラムである」という基準を満たす必要があります。よって、本プログラムでは、大学業界以外からも受講できるよう募集要項における応募資格を変更し、第6期(2024年度)には初めて大学関係者以外(業種:複合サービス事業)の受講生を受け入れることができました。現在、2026年4月1日からの講座指定等に係る申請を準備中です。

出願スケジュール
出願期間:2025年3月17日(月)~ 2025年4月11日(金)

■出願方法:本プログラムの出願用WEBサイト(2025年3月17日(月)公開予定)から出願書類を作成し、提出してください。

出願書類の主な内容​​​​​​​

  1. ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​氏名
  2. 勤務先
  3. 勤務年数
  4. 最終学歴
  5. 出願動機(200字以上400字程度)
  6. 本プログラムを通じて達成したいこと(200字以上400字程度)
  7. 今までの業務内容(200字以上400字程度)

■【必須】修了生の声について
 
第6期から修了生全員に「修了生の声」の執筆・提出を課しています。

【参考資料】過去期における授業資料および自己点検・評価資料

【参考資料】本プログラムの開発経緯・内容

■ 本プログラムに関するお問い合わせ​​​​​​​(担当:藤原)
https://ir.yamagata-u.ac.jp/contact/

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